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JOURNAL #11

お皿を考える

お皿を考えるには料理を考えるしかありませんね。

料理は近年で一番変化の大きかった業界だと思います。
デザインという言葉が持ち込まれてからは特に。

もともと料理にはそれぞれにそれらしい「盛り付け」というものが存在していました。

刺身であれば
ツマの上に大葉、その上に削ぎ切りした刺身を扇状に並べ、お皿の端にわさびを山にして添えるとか。

ハンバーグであれば
お皿の右上にキャベツの千切り、その横に三日月切りのトマト、
手前にハンバーグ、ソースは半分ハンバーグにかけて残りを手前に流すなど。

でもそういった見栄えの時代ではなくなってきていますよね。

例えるなら料理を使って生花をやっているような感覚なんですかね。
「盛り付け」から「レイアウト」に。

日本食といえばそういった「盛り付け」は審美の世界で素晴らしいです。
でも日本人の家庭での食事事情という話になってくるとまた話は複雑です。

和食、中華、フレンチ、イタリアン、東南アジアといった国の違いや
ベジタリアンのようなライフスタイルの違いなど、日本人の食事事情は、
世界的にも華やかでバリエーションに富んだものだと思います。

また、友人や家族、そしてパーティー文化の浸透によってみんなで料理をシェアして食べるようになってきてからは、
料理に「向き」もなくなってきているように感じます。(これにはSNSも大きく関わっているように感じます)

そんな背景も頭の中でグルグルと考えながら、
でも私たちは一つの暮らしの理想を想像して、
そこに出てくる風景の中の一部としてモノを作っていきます。

どんなお皿が出てくるんだろう。まだわかりません。