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The Journal

JOURNAL #26

2015.12.07


「小さな特別」

週末は泊まり込みで岐阜県美濃市にある友人の工房に行ってきました。
すっかり外は寒くなってしまって、
私は冬が大の苦手なため、お家に引きこもりひたすら本を読む毎日を過ごしています。。。

そうやって越冬したいです。。。

だからといって製作図面だけを送って、
出来上がってくるまでポカポカなお家にいるわけにもいきません。

やっぱり私達のような人間にできることはできるだけ現場に足を運んで、
実際に見ながら丁寧にスタイルを整えていくような途方もない作業なんです。

非効率なように思えますが、そうすることが私達の小さな特別になるんじゃないかな。
とはいっても作ってくれるのは友人の職人なので、
友達の家に遊びにいくような、そんな感覚です。

まだ薄暗い早朝、
車で美濃市に向かいます。

途中ドライブスルーによって簡単な朝食と
あったかいコーヒーで体を温める。

工房に着いて裏山に向かって伸びをしていると、
ガタンガタンとシャッターをあける荒々しい音が聞こえる。

その始まりの合図でそれぞれが、それぞれの仕事をはじめます。

昼をめどに、お互いの進行状況を簡単に確認した後は、
美濃の梲(うだつ)の街に歩いて繰り出しお昼ごはんを食べます。

午後になると私が手助けできることはなくなるので、
いつもはロードバイクで美濃の川沿いをサイクリングしたり、
今回は裏山にハイキングに行きました。

林の中は完全に冬になっていて
赤や黄色の枯葉が登山道を埋め尽していて、とても美しいです。

でも冬山はとにかく薄暗く、

シャンプーをしている時に起こる、
あの背後に感じる恐怖心のようなものに苛まれ
少し怖くなり何度か素早く振り向いたりして足もすくんだけど、
(一人なのでなんともかっこ悪く、同時に羞恥心にも苛まれました)

上を向けばまだまだ紅葉の葉っぱが揺れていて、もう少し登ってみようという気にさせてくれます。

山の中腹くらいにある開けた場所でひと休憩をしていると
下の工房から友人が木を削る音が聞こえました。

と同時にこれ以上は寒いし登れないという
心の折れた音も聞こえたので、来た道を振り返り歩き出しました。

そんな帰り道に見つけた栗の写真でした。とさ。

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