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JOURNAL #108

春はセンタク、モノの季節

みなさま、大変ご無沙汰ブログです。
失礼しました。

作って増やすってのは単純作業の集合体で
それはそれはルーティンなので、もくもくとこなしているうちに、

あら、春が来ちゃいました。

あったかいですね。最高です。涙が出ます。

あぁぁぁぁぁあったかい。

こんな季節だからか私の住む環境も色々と変化しているようです。

昨晩、作業を終えて家に帰ろうと階段を上がっていると、
「こんばんは〜」という声が聞こえて振り向いていると、
おそらく大学生か、新社会人か、初めての同棲感みなぎる2人が私に挨拶してくれました。

「こんばんは、引っ越して来られたんですね。よろしくお願いします」

お互いにそんな挨拶を交わしただけなのですが、
その一瞬の隙に私は職業病なのか、
2人が両脇に抱える無印良品のPPケース類をはじめとした数々の大きな袋に目を取られます。
玄関前にも新しく買ったものがいくつか置いてあるのが見えました。

もちろん同じ物件の住人ですので、
間取りは大体頭に入っています。

彼氏の方が抱える無印のPPケースは24cmが2つと18cmが1つ。
そう、うちの物件の下段収納は24cmが3つは入らないのである。

ナイッス〜〜〜!!

大型の突っ張り棒も玄関横に立てかけてあった。
そう、この物件の部屋は窓側に少しせり出している。
すなわち日当たりの良い場所に突っ張ることができるのだ。
ベランダの狭さを解消するこの物件でできる最上の手段である。

ナイッス〜〜〜!!

いっいや違う!

こっこれは「覗き」ではない。
推察だっ!妄想だっ!リサーチだっ!

も、もう一個だけ。
(名も知らぬ他人とは言えここまでプライバシーを晒すのは気が引けてきました)

彼女はクッションを2つ抱えていた。
一目見てわかりました。私が当時インテリアショップでアルバイトをしていた時に
そのお店でもよく売れていたもの、Boras社のマラガという柄のクッション。

なるほど、この物件は数年前に改装したらしく、
部屋の壁の1面だけ色壁になっているのである。

そう、2人は「北欧インテリア」を選択したわけだ。

なるほど、
私はこの部屋を寝るだけのために使っているので問題ないが
2人にはそんなに広くないスペースだ。

だとすると東側の色壁側にはチークのチェストが
テレビボードを兼ねて添えられちゃったりして、

リビングテーブルを挟んでベットにもたれかかる形で
ソファとしての機能も持たせちゃったりして、

駅前でDVDなんか借りちゃったりして、

ついでにお酒も買ってかんぱーい!なんてしちゃったりして、

もたれかかっちゃったりして、

見つめ合っちゃったりして、、、

何て初々しいのだろうか、新生活。
(私には遠い遠い彼方の記憶であります)

いやいやそんな話ではなく、
2人は北欧を選択した。ここが重要である。

これまではインテリアを問わず選択肢とは
比較的に高感度な人たちにのみ関わる問題でした。

でもSNSやその他インターネットの情報で
一般の人でもその選択肢を得ることができるようになった。

これは江戸時代から海外文化を吸収し取り入れ続けた
この日本という国が情報の自由によって、やっと飽和したと言えるでしょう。

だからこれからの人たちには、
流行という干渉に多少は左右されるものの、基本的に

自由に選択し、
自由にアイデンティティを表現することができる時代なのです。

今まで流行という形で
縦に1つずつぶつかってきた情報が、

ジャンルやそれぞれのメーカー品、アンティーク、作家もの、
アーティストやクリエーターの作品に主婦のアイデア品まで

横一列に私たちの前に整然と並んでいます。

「春は洗濯物の季節」

違う違う!そうじゃない、いやそうだけど。

「春は選択、モノの季節」です。

目の前に並んだもの、そこから1つ選択して
自分の中にパチッとはめる。
プラレールの線路のように。

そうして前に前に走り出す、
自分にしかない個性をまとって。

2時間ほどして、仕事場に忘れ物をした私が
先ほどの部屋の横を通り過ぎると、
もう友達が来ているのだろうか、
窓からは楽しげな笑い声が聞こえてきました。

なんだか私まで心が踊ってしまって、
よし!このブログを書こう、なんて頭の中で文章をぐるぐる考えていたら、
見事に忘れ物をまた忘れ物しました。

人生はほんとうに一度きりしかない。
今この時が、これっきり。
皆様、良い選択を。

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この春も3つほどイベント出店を予定しています。
随時INSTAGRAMにて出店の告知をしていきますので
またご確認くださいませ。

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