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JOURNAL #6

2.ニューヨークと街の風景

マンハッタンと聞くと、とても近代的な街のイメージをされる方も少なくないと思います。

しかし実際の建物のほとんどはかなり古いものばかりです。
アパートや商店、高層マンションに至るまでほとんどの建物が老朽化しています。

なぜかと言えば、ニューヨークの地質は固い一枚の岩盤でできているため、地震がほとんど起きないからです。

羨ましいですね…日本は地震大国。

人的な被害が表立って取り上げられますが、名もない文化遺産的な建造物も数々失われてきたと思います…

下を向いていても仕方ないのでニューヨークの話に戻ります。

建物はレンガ造りがほとんどで時間と共に風化して無骨で荒々しい存在感を放っていました。
道路脇にはざっくりと掃除して残った細かいゴミがぱらぱらと散らかり、
建物の外壁には簡単なタグ(グラフィティアーティストの名前)の落書きから芸術レベルの壁画まで、
家よりデカイADから電柱に貼られた小さなフライヤーまで、
そしてお店のテラスではモードな美しい女性から全身タトゥーの巨漢までと、
統一感の無い異なる要素がぐっと詰め込まれたような印象です。

さながらサラダボールの中には人種のみならず文化やスタイル、生き方までが混ぜ込まれているように感じました。

振れ幅がでかいでんす。

凄く極端…

しかし逆に、
見えるもの、見えないもの
「全て」がごちゃ混ぜになってるからこそ
不思議な統一感が生まれてニューヨークの荒々しい無骨なイメージが完成しているんだと思います。

それが自由の国の正体なのかなと。

日本の風景はまさに「合理性」「低コスト」を感じさせる風景です。

アメリカとは違って長い歴史があるのでもう少し文化的な側面から日本のイメージや都市景観をコントロールしてほしいものです。
かといってサイバーパンクな未来を期待してしまう自分のいますが…

とはいえ、
ニューヨークは誰もが自分の居場所があると感じさせてくれる、

開放的な街でした。