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JOURNAL #8

4.ニューヨークとDnald Judd House

ソーホーにあるDnald Judd(ドナルド・ジャッド)の自宅を見てきました。

ドナルド・ジャッドはミニマル・アートで有名な芸術家ですが、
私はお店をリサーチするのに必死でこの展示がどんなものなのか、何の前情報も無く参加しました。

当日その自宅に入るとそこには、
すらっとした白人のいかにも芸術に傾倒していそうな中年くらいの夫婦2組と
中東系の顔立ちのこれまた中年の女性一人…

そこに全員Tシャツのカジュアルな20代日本人4人…

瞬時に場違いだと感じました。

ドアは締め切り、バックとカメラは取り上げられてそこにガイドが現れ解説が始まりました。

まさか完全エントリー制の
しかもJudd Foundationの人間によるガイド付きとは思ってもみませんでした。

実際にその空間は感動的で素晴らしかったです。

展示があるので空間という表現になってしまうのですが、これがまるまる自宅だということに驚愕します。
というのもジャッドは自身の作品が美術館を回廊することで、その価値が下がると考えていたようです。
たしかにミニマル・アートの張りつめた感じは展示環境に大きく左右されるものだと思います。

そういったいきさつから、アートと暮らしの融合したギャラリー兼自宅。
家具やキッチンのアイテムなどできる限り生活していた頃のままで保存されています。

もの凄く魅力的でした。

ミニマル・アーティストなだけあって家具の配置にはその場所意外に置き場が無いと言っていいほど張りつめた緊張感があり、
壁の仕上げもフロアの機能や作品イメージごとに変えてあり、
家具自体もオリジナルのものは現在の規格寸法を感じさせないバランスがあり、
床、天井は同じ木材をはいで木目を床と天井でシンメトリーに構成するなど
なみなみならぬこだわりがあったようです。
(完成まで25年かかったというのも分かります…)

ここまでビシッと決まってるレイアウトの空間に入ると、なぜだか雰囲気っぽい空間と違って肌に触る空気が違う感じがします。

しかもこういった建物をアメリカ全土に16棟も所有しているそうです。
とにかく若い立場を利用してたくさんの質問をさせていただきました。

おそらく私たちのニューヨークの旅の中で最も価値のある贅沢な時間だったと思います。

いやぁ素晴らしかったです。

※写真は撮影不可だったためネットから引用