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JOURNAL #57

PowerHouseというのっぺらぼう

先日、友人の彼女がオーストラリア旅行に行くというので、
無理を言って見てきてもらった施設がこの写真、
(写真は屋内のごく一部です。外観など詳しくはネットで検索してください)

「Brisbane Powerhouse」

オーストラリアの東側、ブリスベンにあるこの建物は、
もともとブリスベンの街一帯に灯りを届ける発電所だったそうです。

そんな発電所もエネルギー転換後は、その役割を終え廃屋となり、
いつしかホームレスのシェルターやグラフィティアートのフリースペースになっていました。

何度か取り壊し案が検討される中、最終的に「残す」と判断されたことをきっかけに
市がアートカルチャー発信施設として舵をきり、
現在のブリスベンパワーハウスとなったそうです。

そんなエピソードのあるこの施設の面白いところはその多様な使い方にあります。
その巨大さを活かして、

中にはバーやレストランが入り、

巨大な壁面に映像を投影したナイトシアターが行われていたり、

コメディアンの祭典が行われていたり、

コンサートやLIVEが行われていたと思えば、

クラブのようなお酒と音楽で体を揺らすことができたり、

あらゆる勉強会やセミナーが行われていたり、

結婚式ができたり、

子供が体験できるお菓子づくりワークショップなどが開催されていたり、

お昼は託児所としても機能していたりする。

これだけ幅の広い祭事が行われているだけあって
その客層も老若男女、多様な人々が利用しているようです。

これだけ聞くだけでも行ってみたくなりませんか?
活動的でなんとも楽しそうじゃないですか。

でもやっぱりこれが成立させられるのって情報化社会になったからですよね。

だってもともと建物って役割というかカテゴリーがあるものでしたから。。。

それはそうです。情報が現代のように簡単に手に入らない時代だと、
その場所に確かにその目的を果たせるものが建ってなければいけないんですから。。。

じゃないと「おい、あのお店どこ行っちゃったんだよ〜」ってなっちゃいます。

それが今やWEBページやSNSで簡単に情報発信できるんですから、

極端なことを言えば
その美味しいお店はそこに建ってなくてもいいし、

逆を言えば
そこにどんなことが毎週入れ替わり立ち替わり起こっていてもいい時代、

今をそう解釈できますよね。

それが一言で言い表すことのできない魅力を放つ、
まさに境界線の枠を超えたのっぺらぼうこと「Brisbane Powerhouse」なんだと思います。

施設内は当時のグラフィティアートも至るとこに残っていて、
そんなアンダーグラウンドな空間で

高齢者の方々がお酒を楽しんでいたり

若者が音楽を聴いて踊っていたり

子供達が駆け回っているのは何とも新しい「におい」です。

日本にはその「類いによって決められたにおい」みたいなものがあります。
私はこのにおいが苦手で。。。

本当の意味で多様性を認め合い、壁を生まないコミュニティースペース、
街に住む全ての人が解け合って楽しめる場、そんな勉強が少しできた気がします。

日本もこれからどんどん箱が余っていきますよね。
今ですら、指をパチンッと鳴らして無人の建造物を消せたら、
一つの街が無くなるほどではないでしょうか。

決まりなんてないさ、いつだってどんなふうにだってしちゃえ。
それで多くの人にとって楽しい週末になるのなら。

weldsupplyco.com

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【EVENT INFORMATION】
12月18日(日)は岐阜市柳ヶ瀬商店街で開催される
サンデービルジングマーケットに出店します。
少し什器を新しくしましたのでまた新鮮に見ていただけると思います。
ふらっと雑談しにきてください!
http://ysbmkt.com/
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