WELD SUPPLY CO.
Journal #079

ミニマルに考えるとミニナル

冒頭からミニマルな親父ギャグ失礼いたします。
今週末はMUSEUM MARKET出店でした。
美術館の展示は何とあのジャコメッティです。
私たちは一番美術館近くの最もいい場所にしてもらえました。
頑張って設営した甲斐があります。
しかしながら初日は風速25mと暴風でなかなか商品も並べられず悪戦苦闘しましたが、
そんな苦境の中でも着実に商品を手渡すことができて良かったです。
結果、蓋を開けてみればいい結果でした◎
MUSEUM MARKETは主催の方が自ら出展者を選んで声をかけているので、
会場のレイアウトに関しても出展者のテイストに合わせて選ばれていたり、
出展者間の商品のバッティングがないように配慮されていたりと、
出る側の私たちとしては非常に親切ないいイベントです。
さてひとまず駒ヶ根もみじクラフトから始まった秋の5大イベント出店も
これで完了です。
思えば非常に多くの方に商品を届けられたし、
出たかったイベントにも出ることができたし、
同じ作り手さんとも多くお話しすることができたし、
また新たに機材を投資することもできたし、
思えばいいことづくしの「実り」の秋になったと思います。
いやぁ、、、
少し休みたいですね!笑
でもまだ実っただけだとも言える。。。
多くのイベントに出させていただいて、
こんにちはー!
おはようございますー!
そうなんですー!
ほんとですかー!
ありがとうございますー!
えいやー!えいやー!ってもがいてもがいて
やっと豆粒にも満たない、「ん?実かな?」ってなもんです。
 
 
 
 
「産む」っていう行動はそれぐらい体力や気力の勝負ですよね。
生き物が生まれる場面や
セミや蛇が脱皮する場面もそう、
もちろん頭を掻きむしってはスケッチブックの1ページを丸めて捨てる、
アイデアを考える場面もそう、
「産む」とはエネルギーを消費しなければならない。
 
 
もちろん、もっと簡単な道もあるでしょうね。
でもエネルギーを使って「産む」と
まずそこから得られる情報は楽をするよりも遥かに多いんです。
 
 
お客様のタイプからみえる購買行動だったり、
欲求だったり、
時にトーク術だったり、
それを経験することで得られるセールスポイントだったり、
そうなってくると今一度、商品を見つめ直す機会が増えたり、
メンバーが情報を並列的に経験するので、
なんでもできるようになっていく。
 
 
現にイベント出店をしてきたこの2年間で
できるようになったこともいっぱいあるんです。
 
展示のレイアウトのバリエーションもどれだけ増えたことか。
それぞれ「◯◯式」とコードネームをつけているほどです。
 
 
ようは「その環境で得られる最大を考える」ことに集中してきたんです。
商品を販売するだけじゃない、
販売とは?接客とは?イベントとは?
地域とは?季節とは?
性別とは?年代とは?
欲望とは?消費とは?
つながりとは?コミュニティーとは?
創造とは?破壊とは?
 
 
私はイベント出店ではメンバーの中でmost下手っぴなので、
自分の得意分野で別の部分でなんとか貢献しなきゃっていうことではあるんですが、、、
とにかくエネルギー使って考えぬきました。
そして顕微鏡で覗いたらわかるくらいの実にはなれたかな。
 
 
 
であれば次の行動は見えてくる。
 
「果肉」をつけていかないとね。
 
もちろん好きでやっている部分もあるのでイベント出店も続けていきますが、
(出店1日目の夜の仲間との温泉とビールとキャンプがやめられない、、、)
今度はじっくりエネルギーを吸って果肉を少しでも厚く、
でも表面の皮が破れてしまわないように繊細に。
やることは見えている、テーマは「すわる」と「またぐ」です。
意味不明ですよね。笑
なんとなくですが、これができればいい果肉がつくんじゃないかな。
ふわっとした話で失礼しました。
 
 
でも大きく膨らみすぎたり、艶々しすぎるとイブに見つかっちゃう。
 
ヘビがそそのかすから、
 
イブは葛藤したでしょうね。相当エネルギーも消費したことでしょう。
 
結果、もぎ取ってアダムにも分け与えて、
 
「え、裸って恥ずかしいー!いやー見ないでー」ってなって
 
イチヂクの葉っぱで隠すことになって、
 
 
そうして私たち人間は「産まれた」らしい。

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