WELD SUPPLY CO.
Journal #069

シーソーの真ん中に座っているような人

シーソーとはみなさんご存知のそれです。
両端にまたがって思いっきり地面を蹴り上げる、
ひゅぅっと大空に飛びだしてしまいそう、(ぎったん←!?)
ほんの一瞬のいつもとは違った景色に心がワクワクする。
すると今度はガクンと一気に地面に急降下。
心臓がきゅうっとなって
そして尾骶骨を衝撃的に強打。(ばっこん←◎)
そんな波瀾万丈をシンプルに表現するシーソーの
中心の最も穏やかなところに座っている人がいる。
これはお店の話。
私にとって心地のいいお店とはそうゆうもの。
このブログの写真は栄生にあるプラリネさんという焼き菓子屋さんで
撮らせていただいたものです。
担当しているデザイナーさんから
私たちの食器とお店の雰囲気がぴったりだということでご連絡いただき
WEBのトップイメージなどにも展開していただいています。
とはいえ私たちの商品を使ってもらっているから
プラリネさんが良いと紹介しているわけではありません。
それはこのブログを読んでいただいている皆様なら
私の性質を理解してくれていることと思います。(お客として行ってますしね)
シーソーの真ん中に座っているような人。
私がプラリネさんに行くといつも受ける印象です。
モノでもお店でも何を生み出すにしろ
シーソーの両端にいて膨大な情報の海の中でなんとか息継ぎしようと浮き上がるため、
特化しよう、特化しようと囃し立てられる昨今。
私がいいなと思えるお店は
もっともバランスのとれた場所にあります。
シーソーの真ん中。
でもこのバランスはお店のデザインやディテールだけの話ではありません。
そのお店へ向かう道中の景色や、
車や駅から出た時に吹いている風や匂い、
エントランスや入り口の雰囲気、
店主の人柄や空気感、
照明の明るさや色味、流れてくる音楽のジャンルや音量
お店を出た時の景色、などなど。
あくまで私見ですが、
私的にはそれら全部が相まって心地よくなっているかどうかです。
プラリネさんからは
作っている焼き菓子やお店の雰囲気、娘さんお母さんの人柄
全体でやわらかいバランスに包まれている感じがするんです。
あっ!
肝心の焼き菓子のこと全然書いていないですね…
もちろんわざとです。
だってそもそも美味しくなかったら紹介しないでしょ。タベテミテ。
最後に私の「プラリネさん経由友人宅のおすすめプラン」でも書いとこうかな。
プラリネさん行く、
友人へ焼き菓子ギフトボックスを内容お任せで注文。
そしてカヌレを一個。(カヌレもうまいです。日によってあるとかないとか)
ありがとうと一言。
店を出てカヌレをカリッとやりながら友人宅へ。
友人宅へ着いたら美味しい焼き菓子どうぞ。
喜んでいる最中に来る時に食べたカヌレの話をする。
もちろんカヌレはボックスには入れてやらないよ。
そのカヌレは?と言ってきたら、お店に行ってみなよって。
これです。是非に。
シーソーの両側でワイワイヒィーヒィーな世の中を
真ん中でちょこんと柔らかく微笑みながら佇む美味しい焼き菓子のお店です。
HPも是非そっと覗いてください。
勢いよく覗くと隠れてしまうので。
http://www.okashinomisepraline.com/

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